
アビシニアンの目の色として代表的なのは、ゴールドやグリーンです。登録団体によって認められている色の表現には違いがあり、カッパーやヘーゼルが含まれる場合もあります。
純血猫種の血統登録団体であるCFA(The Cat Fanciers’ Association)の基準では、アビシニアンの目の色はゴールドまたはグリーンとされています。どちらも色が濃く、深みのあるものが好ましいとされています。
一方、CFAと並び世界最大級の猫の血統登録団体であるTICA(The International Cat Association)の基準では、ゴールド、カッパー、グリーン、ヘーゼルが認められています。
そのため、「アビシニアンの目は必ずこの1色になる」と考えるのではなく、個体による違いや登録団体の基準の違いを理解しておくとよいでしょう。

アビシニアンでは、ゴールドやグリーンをはじめ、カッパーやヘーゼルなどの目の色が見られます。
ゴールドは黄みのある金色、グリーンは緑色が感じられる目の色です。カッパーは銅色を思わせる赤みのある濃い色で、ヘーゼルはグリーンや黄色、褐色などが混ざったように見える色を指します。
ただし、登録団体によって認められている目の色の範囲は異なります。また、同じ名称の目の色でも濃淡があり、照明や撮影環境によって見え方が変わることもあります。

アビシニアンにはルディ、シナモン、ブルー、フォーンなどの毛色がありますが、特定の毛色だから目の色も必ず特定の色になるとは限りません。
TICAの基準では、アビシニアンの毛色と目の色には関係がないことが明記されています。そのため、「ルディならゴールド」「ブルーならグリーン」のように、毛色だけから目の色を決めることはできません。
CFAでも、認められている各毛色について目の色を個別に限定するのではなく、アビシニアン全体の目の色としてゴールドまたはグリーンを定めています。
毛色と目の色を組み合わせて特徴を見ることはできますが、毛色から成猫時の目の色を確実に予測できるわけではないと考えておきましょう。

アビシニアンの子猫も、成長する過程で目の色が変わることがあります。生後間もない子猫は虹彩の色素がまだ十分に作られていないため、目が青みがかって見えるのが一般的です。
虹彩とは、目の中央にある黒い瞳孔の周囲を取り囲む、目の色として見えている部分です。成長すると虹彩で色素が作られるようになり、徐々に本来の目の色が現れてきます。
一般的には生後1か月前後から成猫時の目の色が現れ始め、生後2か月ごろには色の変化がかなり分かりやすくなります。ただし、色の変化や落ち着く時期には個体差があります。
そのため、幼い時期に青みのある目をしていても、その色が成猫になってからもそのまま残るとは限りません。成長に伴ってゴールドやグリーンなど、その個体本来の目の色へ変化していきます。

アビシニアンでは、登録団体によってゴールド、グリーン、カッパー、ヘーゼルが認められています。
毛色によって目の色が一律に決まるわけではなく、子猫の時期には成長に伴って目の色が変化することもあります。
登録団体によって認められている目の色の範囲が異なるため、それぞれの基準を分けて理解しておきましょう。