シーズーの値段相場

敷物の上に座って正面を見つめるシーズーの子犬

シーズーの子犬を迎える際、生体価格はどの程度を想定すべきか知るには、直近の具体的な取引実績を確認することが役立ちます。

2026年9月4日時点で確認された大手ブリーダー仲介サイトの直近3か月における成約実績では、平均価格は約20万円でした。

取引された価格帯には幅があり、最も低い例で8万円、最も高い例で45万円という価格幅が記録されています。

この数値は特定の仲介サイトにおける一定期間の成約データであり、日本全国のあらゆる店舗や取引の平均値を示すものではありません。

販売店や時期、取引形態によって価格帯は変動するため、予算を検討する際の具体的な目安の一つとして捉える必要があります。

シーズーの値段に差が出る理由

並んで伏せる4匹のシーズーの子犬たち

店頭やWebサイトでシーズーを探すと、同じ犬種であっても個体ごとに設定されている価格が大きく異なるケースが一般的です。

販売価格は単一の要素だけで決まるわけではなく、月齢、血統、身体の大きさ、容姿など複数の要因が組み合わさって設定されます。

ただし、特定の条件があれば必ず高額になるという一律の規則が存在するわけではなく、販売者による評価基準も個々に異なります。

月齢・血統・性別・体格などと値段の関係

子犬の月齢は価格設定に関連することが多く、生後2〜3か月の需要が高い時期を過ぎて月齢が進むと、価格が下がる傾向が見られます。

血統面では、親犬がドッグショーで優秀な成績を収めている場合や、犬種標準(スタンダード)に近い容姿を持つとされる場合に高値が付く例があります。

性別に関しては、メスは繁殖需要などを背景に高めに設定される事例もありますが、オスとメスで差を設けない販売者も多く、一定ではありません。

体格においては、小型であることが強調されて販売される例も見られますが、「小さければ必ず高い」という明確な市場基準はありません。

なお、ジャパンケネルクラブ(JKC)の公式な犬種標準では、シー・ズーの体高は27cm以下、体重は4.5〜8kg(理想体重4.5〜7.5kg)と規定されています。

一般的に見かける「極小」「豆」「ティーカップ」といった呼称は、公的なサイズ区分ではなく、販売側が独自に用いている表現です。

黒など毛色によって値段は変わる?

シーズーの毛色は、ホワイト&ゴールドやホワイト&ブラックなど多彩なバリエーションが存在します。

JKCの犬種基準において、シー・ズーはあらゆる毛色が認められており、特定の毛色が公式基準において優劣を持つことはありません。

黒一色やブラック&ホワイトなどの毛色は、出現頻度やその時々の需要により個別事例として高値が付く場合もありますが、全体として一律に高額化するとは確認されていません。

販売者ごとの繁殖方針や希少性の打ち出し方によって価格は異なるため、毛色単体で市場全体の相場が一方向に決まるわけではありません。

購入先別のシーズーの値段と特徴

横一列に並んだシーズーの母犬と子犬たち

シーズーを迎える主な経路にはペットショップとブリーダーがあり、それぞれ価格設定の仕組みや含まれる費用項目が異なります。

「ブリーダーの方が仲介を挟まないため常に安い」といった単純な比較は成り立たず、生体価格以外の付帯条件も大きく影響します。

検討する際は、表示されている生体価格の比較にとどまらず、最終的に支払う総額とサポート内容を確認することが大切です。

ペットショップから迎える場合

ペットショップでは、店頭やWebサイトに表示されている生体価格とは別に、諸費用が必要となるケースが広く見られます。

店舗によっては、ワクチン代、マイクロチップ装着・登録費用、一定期間の生体保証パックなどがセットとして設定されています。

これらの必須サービスや有料オプションの費用体系は企業ごとに異なるため、生体価格のみで予算を組むと乖離が生じやすい傾向があります。

契約を結ぶ前に、表示価格以外にどのような項目が加算され、最終的な支払総額がいくらになるのかを詳細に見積もる必要があります。

ブリーダーから迎える場合

ブリーダーからの直接購入では、直近の取引例として8万円から45万円程度まで、血統やブリーダーの評価に応じた幅広い価格が設定されています。

中間コストがかからないケースがある一方で、厳格な親犬管理や遺伝子検査などの管理コストを反映し、高額に設定されることもあります。

直接迎える利点として、親犬の姿や兄弟犬と過ごす育成環境、日頃の健康管理状態を自身の目で確認しやすい点が挙げられます。

ブリーダーによって、ワクチン代や健康診断代が生体価格に含まれている場合と別途請求される場合があるため、事前の内訳確認が不可欠です。

相場より安いシーズーがいる理由と注意点

壁のそばに座り込むシーズーの子犬

市場の中には、一般的な相場よりも低い10万円未満などの価格で販売や成約が行われているシーズーも存在します。

価格が低く設定されている理由には、成長に伴い月齢が進んだことや、店舗での滞在期間が長期化したことによる見直しなどがあります。

噛み合わせの不一致(アンダーショットやオーバーショット)や、軽度の臍ヘルニア(でべそ)など、生活に直ちに支障がない身体的特徴を理由に下がる場合もあります。

「価格が安いから病気である」「安価だから悪質な繁殖である」と決めつけることはできず、正規の理由から価格が見直される事例も多数あります。

購入を検討する際は、なぜその価格になっているのか販売者に確認し、現在の健康診断結果や契約内容、保証条件を十分に把握することが重要です。

シーズーを迎えるまでに必要な費用

キャリーから顔を出すシーズーの子犬

シーズーを家族に迎えるにあたっては、子犬の生体価格だけでなく、手続き上の初期費用や生活用品の準備費用が発生します。

これらは生体契約と同時に、あるいは引き取り日までに用意する必要があるため、事前の予算計画に組み込んでおく必要があります。

費用の総額は、販売元の契約パッケージ内容や、選択する飼育グッズのグレードによって大きく変動します。

生体価格とは別に必要になることがある費用

子犬の引き渡し時には、すでに接種された混合ワクチン代や、健康診断の受診費用が別途請求される場合があります。

販売前の装着と登録が法的に義務付けられているマイクロチップについては、販売者側から飼い主側へと所有者の名義変更手続きを行うため、手数料(オンライン申請で400円)が必要です。

遠方のブリーダーから迎える場合の販売事業所での現物確認・対面説明のための交通費や輸送費、店舗独自の生体保証制度、任意加入のペット保険の初月保険料などが加わることもあります。

これらの項目が生体価格に含まれているか、別枠での支払いになるかは販売元ごとに異なるため、事前の書面確認が欠かせません。

飼育用品をそろえる費用

子犬が安全に過ごせる室内環境を整えるために、基本的な飼育備品を一式そろえる費用がかかります。

安全な居場所となるケージやサークル、クッション性の高いベッド、食器や給水器、トレイとペットシーツなどのトイレグッズが代表的な飼育用品です。

安全な移動のためのキャリーバッグ、散歩用の首輪やハーネス、リードに加え、毛玉を防ぐスリッカーブラシやコームなどの手入れ用具も必要となります。

一般的なペット用品で基礎的な備品をそろえる場合、合計でおおよそ3万円から6万円前後の予算を見込んでおくと無理がありません。

シーズーを飼い続けるためにかかる費用

子犬用グッズがそろう部屋の中を歩くシーズーの子犬

犬と暮らす生活には、迎え入れた後も日々の食事や衛生管理、健康維持のための継続的な費用が発生します。

一般社団法人ペットフード協会の調査などによる犬全体の平均飼育費用データは存在しますが、これらは全犬種を合算した統計値です。

シーズー固有の確固たる平均額とは言えないものの、毎月および毎年の支出項目を把握するための有力な参考指標となります。

フードや日用品にかかる費用

健康的な体格を維持するために、毎日のドッグフードやおやつの費用が継続的にかかります。

小型犬に分類されるシーズーですが、給餌量や選定するプレミアムフードなどのグレードによって月々の支出は変わります。

日常の排泄に使用するペットシーツや消臭剤、シャンプー、デンタルケア用品などの日用品費も毎月継続して発生します。

フードと日用消耗品を合わせた日常的な維持費としては、月額でおおよそ5,000円から1万円程度が標準的な支出目安となります。

トリミング・カットにかかる費用

シーズーは被毛が長く伸びる特徴を持つ犬種であるため、清潔と健康を保つための定期的なトリミングやカットが欠かせません。

被毛を短く保つサマーカットや、毛足を長く保つフルコートなど、希望するスタイルによって手入れの難易度や頻度が異なります。

サロンでのトリミング料金は地域や店舗、毛玉の有無やサイズによって変動しますが、1回あたり6,000円から1万円程度が一般的な相場です。

利用頻度は家庭ごとのブラッシング状況や生活スタイルにより異なりますが、概ね月1回から2か月に1回程度の維持費として計画することが現実的です。

医療・予防やペット保険にかかる費用

病気や怪我を防ぎ、健やかに過ごすためには、定期的な医療・予防措置にかかる費用を予算化しておく必要があります。

狂犬病予防注射の接種(自治体等で年1回)や、混合ワクチンの接種、フィラリア・ノミ・マダニ予防薬の投与が毎年発生します。

さらに年齢に応じた健康診断の受診や、突発的な体調不良・負傷による動物病院の受診費用も想定しておくべき要素です。

自由診療である動物医療費の負担軽減を目的にペット保険へ加入する場合は、プランや補償割合に応じた月々の保険料が継続的に加わります。

まとめ

カメラ目線で並ぶシーズーの子犬たちのアップ

シーズーの子犬の価格は、月齢や血統、容姿などの複合的な要素によって決まり、直近の実績では約20万円を平均として幅広い価格帯が存在します。

購入先を選ぶ際は、表示されている生体価格だけでなく、ワクチン代や保証パックなどを含めた最終的な支払総額を比較することが重要です。

相場より安価な個体であっても、月齢などの理由が明確で健康状態に納得できれば、価格のみで優劣を判断する必要はありません。

迎える際の初期費用に加え、トリミング代や医療費など飼育開始後の継続費用まで見通したうえで、生涯大切に育てられる計画を立てることが大切です。