

シャルトリューは「微笑み猫」とも呼ばれる独自の口元と、銅色やアンバーに輝く美しい目を持っています。
がっしりとした筋肉質な体型をしていますが、四肢は細く、そのアンバランスな体型が独自の魅力を放ちます。
密に生えた美しいグレーの被毛は手触りが良く、高い撥水性を備えているのが特徴です。

シャルトリューは無駄鳴きがほとんどなく、周囲の状況をよく見て行動する落ち着いた気質を持っています。
家族との時間をとても大切にし、静かに寄り添ってくれる深い愛情を持ち合わせているのが魅力です。

シャルトリューの毛色は、ブルーと呼ばれるグレーの単色のみが認められており、斑点などの模様はありません。
ライトグレーから濃いめのダークグレーまで幅があり、光の当たり方でシルバーの美しい光沢を放ちます。

シャルトリューをお迎えする際の価格相場は、およそ20万円から40万円前後となっています。
血統の美しさや月齢によって価格は変動しますが、国内では珍しい部類に入るため事前の確認が必要です。

シャルトリューを健康的に育てるためには、静かな環境作りや特有の被毛に合わせた日々のお手入れが重要になります。
騒がしい環境や急な変化を苦手とするため、静かに過ごせるパーソナルスペースを用意することが大切です。
安心できる隠れ家のような場所を作ってあげると、ストレスを溜めずにのんびりと過ごすことができます。
短毛種ではありますが、被毛が非常に高密度に生えているため、毛球症を予防するためのケアが欠かせません。
週に数回はラバーブラシなどを使ってしっかりと死毛(抜けた毛)を取り除き、皮膚の通気性を保つようにしてください。
がっしりとした筋肉質な体を維持するために、キャットタワーなどを設置して上下運動ができる環境を作ります。
運動不足は肥満の原因になるため、食事の量をコントロールしながら適度に遊ぶ時間を取り入れてください。

シャルトリューは比較的頑健な体を持っていますが、腎臓に嚢胞が形成される多発性嚢胞腎に注意が必要とされています。
また、密生した被毛の通気性が悪くなると皮膚炎などのトラブルを起こしやすいため、室内の湿度管理が欠かせません。
そのほか、筋肉質な体型を支える関節に負担がかかることで、シニア期の猫で一般的な変形性関節症などを発症するリスクもあります。

シャルトリューの起源は古く、フランスのシャルトリューズ修道院で修道士たちに飼育されていたという高貴な説が残されています。
古くからネズミ捕りの名人として重宝されていましたが、戦時期にその数が激減し、絶滅の危機に瀕した歴史があります。
その後、熱心な愛好家たちの尽力により、ペルシャなどとの交配を経て現在の美しい姿が守り抜かれました。

シャルトリューは美しいブルーの毛並みと穏やかな性格を兼ね備えた、非常に飼いやすい魅力的な存在です。
静かな環境を整え、毎日のブラッシングや健康管理を行うことで、長く素晴らしいパートナーとなってくれます。
お迎えを検討する際は、その歴史や特徴を理解し、深い愛情を持って環境を整えてあげましょう。